女子、入賞あと一歩 県高校駅伝。

 関東大会出場(6位以内)を目標に掲げた女子、そして昨年、途切れたタスキを必ず繋げなければならない男子(目標は30番台)。今年の駅伝の重圧は大きかったですね。

試走記録やトラック競技の記録が飛躍的に向上し、躍進中の本校ロングの男女。

 特に女子は試走での換算タイムが昨年の5位相当にまで成長。目標が明確化され、取り組んできました。期待が高まり、そのプレッシャーは日々、大きくなりました。

結果は9位、関東には届かず、8位入賞も逃しました。誰も大きな遅れはないものの、駅伝の孤独な勝負でのペース感覚やチームの経験値もまだ不足だったかもしれません。これが現実です。しかし、達成はできなかったものの、大きな目標を掲げ、ここまで高めることができたことは大きな進歩です。3年生のダブルエースに精神的にも実践的にも牽引され、1.2年生が見違えるように変貌しました。見事にバランスの取れたチームに成長。過去最高順位、過去最高タイムでゴールし、4区間で明誠新記録を更新しました。

 そして、男子。新人戦では800mで2年生3人が県大会出場、1名が入賞の成長を見せており、また、今シーズンはコロナ禍にありながらもほぼ全員がトラック種目で自己記録を更新しており、調子を上げていました。結果38位でタスキも無事に繋がり、目標を達成しました。2つの区間で明誠新記録を更新しました。まだ、”駅伝力”は不十分で、課題も多くありますが、昨年より大きく成長しました。

 

 県高校駅伝が終わりました。毎年、チームの総力勝負で戦ってきているこの高校駅伝。男子は初出場から9年連続の挑戦、女子は1回の止む無い棄権を挟み、6回目の挑戦です。どんなにチーム事情が困難な時代も挑戦を重ねてきました。今年度は長距離部員も増え、男子は7区間中6人が、そして女子はついに5人のメンバーが全員長距離選手でオーダーを組むことができました。「選手層」とまで言えないかもしれませんが、長距離以外の助っ人がほとんどなく、戦えたことはチームにこれまでよりは、少しのゆとりと充実を感じた取り組みができました。これまで厳しいチーム状況でも戦ってきた先輩やOBが積み重ねた経験と小さな伝統が私たちの駅伝の礎となっていることは間違いありません。今後もまだ、大変だと思います。引き続き挑戦を続けていきましょう。(本校結果) (男子全成績) (女子全成績)   順位変遷グラフ